2019年07月06日

愛す派か愛される派か

ハイジの村園内の
花壇にとある花が咲きました。

名前を「デルフィニウム」と言います。
蕾時点での形がイルカ(ドルフィン)に似ていることから名付けられており
イルカが飛んで遊んでいるかのようで、
それでいて大胆な開花を見せる一点物の花鳥風月。

こちらのデルフィニウム、
スイスの花屋さんではドライフラワーと
してもお楽しみ頂けます。

そして、ハイジの村園内やクララ館を
より一層鮮やかに色付けしてくれるお花として
サンパチェンスが新たに仲間入りしました。

本日よりプランターに植え込みを始め、
赤、白、紫、ピンク色が協奏し、暖かみのある
暖色が持ち味のお花です。

夏の暑さに耐え、肌寒さを感じる
季節までをも網羅する鑑賞の要。

今はまだ苗の状態ですが、すでに咲いている花もあり、
お客様に見てもらうのが楽しみといったように、
ひょこんと顔を出す姿に思わず笑みがこぼれました。

デルフィニウムとサンパチェンスの写真を撮りながら
昔聞いたこの言葉をふと思い出しました。

散りぬべき 時知りてこそ 世の中の
花も花なれ 人も人なれ
(引用 細川ガラシャ より)

私なりの理解として、散り時を心得てこそ美しいという意味だと認識していますが、
散らない花の美しさはより一層格別なのではと。

綺麗なお花が咲き、ドライフラワーとなって長く愛されるお花もあれば、
より長く咲き、自らの力でより長い時間多くの人達に愛を与え続けるお花の魅力も。
有終の美ならざる優秀の美にて。
愛する派か愛される派か。
私はアイス派です。
望月