2017年09月07日
ロサカニナ
園内を散策がてら歩いていると
お妃様の薔薇園付近に目を惹く木がありました。
調べてみると、これは「ロサカニナ」というバラでした。
ロサカニナは別名イヌバラともいい、
春に淡い桃色の一重咲きの花を咲かせますが、
変異種で白い花や濃い桃色の花も見られるそうです。
この実はレモンの約20倍のビタミンCを始め、
食物繊維、ベータカロテン、リコピンなどの
美容効果が高いといわれている成分が含まれていて、
女性に人気のローズヒップティーやジャムなどに使われています。
バラといえば花だと思っていたので、実がなるバラがあることに驚きました。
そしてもう1つ驚いたのが、ゲーテの詩「野ばら」のモデルがロサカニナだったことです。
高校生の時に、シューベルトが曲をつけた野ばらを歌ったので、なんだか懐かしくなりました。
小澤