2018年09月17日

星が輝くのは空が確かに暗いから

「私の心を映すように空は暗く濁って」
などという描写を
何かで読んだ覚えがあります。

随分どんよりと感じますが
ただ私は、この描写。悪いばかりを
指すとは思いません。暗ければ
暗いほど光が良く見えるから。

そんなことを昔言っていたなと
ふと思い出しました。
懐かしいなと微笑しつつ、園内を
散策中、赤いバラ伝説の城の後ろに
ハーブ園を 見つけました。

他にも沢山ありますが
こちらの葉達を、サラダや
ローストビーフの香り付け
バラのアイス添えなどとして
レストランボルケーノで
使用しています。

葉っぱを1枚かじってみましたが
とても爽やかな香りが口いっぱいに
広がり、気分を高揚させてくれました。

この葉達の運命は、皆様に食べて
頂くという幸運を持っていますが
世の中には、そのまま枯れていく
葉も沢山あると思います。
どんなに価値があっても、必要と
されなければ無価値。

雑草という評価なら
それで生涯を閉じる。

それは人も同じでしょうか。

ただ1つ違うことがあるとすれば
歩ける足があるということ。

摘まれぬなら、
摘まれるとこまで、歩けばいい。

場所が違えば、 あるいは、
もっと輝く空が見えるのかも知れません。

この幸運の葉達の幸せを、皆様に。
そして私も少し分けて貰えたらと
いや貰えますように。

 

私は今日も空を見上げた。

みのり