2018年10月09日

愛され上手

園内を歩いていると、
虹の池付近でムラサキシキブが実をつけているのを見つけました。

とても綺麗な紫色の実を
沢山つけています。

調べてみるとムラサキシキブには

「愛され上手」「上品」「聡明」という花言葉がありますが、

「上品」「聡明」は、源氏物語の作者の紫式部のイメージから

連想され付けられたそうです。

小倉百人一首に、
「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」
という紫式部が書いた和歌があります。

久しぶりに会うことができたのに、
あなただと確信することもできない間に
あわたただしく帰ってしまわれた。
まるで雲の間にさっと隠れてしまう夜半の月のように。

こんなに女性らしい、そして可愛らしい和歌を書けるからこそ、
花言葉にもあるように「愛され上手」
とも言われていたのかもしれませんね。

有賀