心を離さない
ハイジの村キッズガーデンの奥に咲いている藤。
今年も芳香を放ちながらたくさんの花を咲かせました。
棚の上につるが伸び、棚全体を覆っているので中に入るとひんやり涼しいです。
薄い紫色の蝶のように、垂れ下がった状態で咲くこの花。
どこか上品で華やかな印象です。
花言葉は「歓迎」や「決して離れない」。
「歓迎」は垂れ下がった花穂が、頭を下げてお客さんを出迎える
振り袖姿の女性に見えることから。
「決して離れない」はつるがしっかりと支柱に巻き付いて育つ様子から。
香りや見た目、花言葉まで、気品のある女性をイメージさせます。
私の実家でも小さい頃から育てており、
毎年、庭の藤を見ながらバーベキューをしているので、
見慣れている花のひとつです。
そんな馴染みのある花だからこそ、
この時期に咲くハイジの村の藤を密かに楽しみにしています。
今年は新型コロナウイルスの影響でお客様にお見せできませんが、
来年こそ人の心を掴んで離さない魅力的な藤を、
見に来ていただけると嬉しいです。
かえ
春バラ
段々と暖かい気候になり、園内の花たちもぐんぐんと成長しています。
先日、ブログにて春バラのモッコウバラとカナリーバードの様子を
お伝えしましたが、その後も花の開花が進み、現在は満開に。
木々いっぱいに花を咲かせ、とても綺麗です。
他にも園内のバラたちは蕾のふくらみを大きくさせ、
開花に向けて着々と準備中のようです。
赤い薔薇伝説の城付近でも、
大ぶりの花を咲かせるコンラッド フェルディナンド マイヤー
という品種のバラが咲き始めました。
近寄るとバラの良い香りがして、とても癒されます。
最近知ったのですが、バラの香りは一日の中でも変化し、
中でも早朝の涼しい時間帯に一番香りが強いそうです。
現在ハイジの村は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休園をしておりますが、
スタッフである私は、早朝のバラの香りを楽しむことができるので得した気分です。
この休園期間中は香りのことだけではなく、
様々な知識を得るためバラについてもっと調べてみようと思いました。
少しずつバラが咲き始めているハイジの村園内ですが、
私は毎年この時期になると楽しみにしていることがあります。
それは、期間限定のバラのソフトクリーム。
特に淡いピンク色の見た目が可愛らしく、口に入れるとバラの香りが広がり、
優雅で幸せな気分になれます。
開園した際には、「花より団子」な園内の過ごし方もいいですが、
「団子より花」といったハイジの村のバラや魅力を知っていただけるよう、
これからもたくさんお伝えしていきたいと思います。
志村
