2018年07月23日

裸の王様

先日小さな子供に
「裸の王様」の読み聞かせをしました。
大人になって読んでみたら
それはそれで面白かったので
これについて書こうかなと思い
筆をとった次第です。

誰からも凄いと称賛されていて
でも子供が見れば「何してるの」
となる裸の王様。
色眼鏡を外せばただの「高慢」に
他ならない。

確かにいるけどそんな人は、
と思っていたところでしたが
今日を過ごしていたら
教えられました。

スイスの花屋さんで見つけた
季節のリース。紫陽花で彩ってあり
大変美しいです。
「凄い」と言いそうになって
花言葉を調べたら「高慢」と。
そんなものですよね。

人は見かけ頼りです。

でも中には本質を見抜けていて
声には出さないけど、本当の意味で
「できる人」もいるものですね。

もう一つの花言葉に
「辛抱強い愛情」があるように
流されず、芯を持ち、でも
柔らかく優しい。

話しかけると「全然ですよ」と
言って笑う謙虚な人が。

演者であろうが何であろうが
それが人を魅せる力。

花言葉の真反対でありながら
ああ、この印象を最初に
このリースに持ったのだと
気付きました。
ならやっぱりこのリースは
「凄い」と言って良いのでしょう。

一見何も考えていなさそうな
子供が誰より王が様になる。
それが本当の王様であり、

そういう人の成長を見守るのも
また、共に過ごす者の務めですね。

みのり